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救援金 [全般]

資料部屋の引き出しを整理していたら、
こんなものが出てきた。

写真 2012-10-21 22 52 05.jpg

吉田さんから届いた救援金という名のお祝い金。
消印を見るに、一人暮らしを始めたころだっただろうか。
勿体なくていまだに手を付けられず、大切にとっておいてあります。


吉田健志、ミュージシャン時代からニチブツ入社まで [全般]

メールより抜粋。
さらりとすごいお話が。

昔、東京でプロとしてバンドを組まれていた頃のお話を聞かせてください。 麻布十番に住んでいらしたとか。

東京で、ヤングジャパンという事務所に所属していました。
「貝がら」というグループでです。

その頃の所属グループに、アリス、バンバン等が有りました。
アリスは、谷村新司、堀内孝雄が作ったグループです。
時々、コンサートでベースを頼まれて弾いたりしました。

それから「バンバン」に引き抜かれて、
半年ほどグループでベースを弾いていました。

メンバーはばんばひろふみ、高山厳、今井ちゃん、私。
後に、バンバンと今井ちゃん2人組みで、
「『いちご白書』をもう一度」で、売れましたね。

その時に、コンサートでアンプ借りたのが、
チューリップや、キャロルの矢沢さん等がおります。

事務所は、麻布に有り、そこに寝泊まりしていました。
よく、麻布十番に食事に行って、パチンコして、
隣を見たら、元タイガースのトッポが打ってたり・・(笑)。

半年ほどしてから、バンバンを辞めました。

それから、「ジュピター」ってバンドを結成して、
デモ・テープまで作ったんですが、解散しました。

それから、大阪の、楽譜工房というスタジオで、
コマーシャル等の音楽を制作してました。
「餃子の王将」ってCMそちらで流れてないですか?
私の曲ですが、大阪では、いまだに流れています。(注:2000年当時)



それから、キャバレー・バンドも転々としましたね。
もっとも、酒も女も薬もまるで、やらなかったですね。
それが、かえってめずらしがられましたが・・。
(ヘンなヤツだったかも?(笑))

あ、「大森一樹」監督御存じですか?
彼とも、やった事有りますねぇ。

友人の紹介で、
有名になる前のデビュー作「暗くなるまで待てない!」のサントラを
担当しましたよ。(雑誌ぴあからレコード出ました <既に廃盤)。

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彼は単身、それを持って、東京に行って、
各処で自主上映をやったり、いろんな所に売り込みに駆けずり回って、
徐々に有名になっていったみたいです。<(今では、有名ですねぇ・・)

ジュピターで演奏していたのは、どんな音だったんですか?

今から思うと、アルフィー風でしたね。
チョット、プログレ風も入っていましたが・・。

そこから、どういう流れでニチブツに入社することになったのですか?

“楽譜工房”で、しばらくCM等を作り続けていましたが(フリーの作曲家扱いでした)、
フリーは収入が不安定で、安定収入のサラリーマンに憧れまして、
就職情報誌を見てたら、日本物産が“近所”だし、面白そうだったので、
即、面接申し込みました。

そもそも、ゲーセン等まるで行った事はなく、
面接の前日にあわてて、見に行きました(笑)。

その時、「マグマックス」が有りまして、
やれそうだと思いまして、面接に行った次第で・・(笑)。

大阪にも他にゲーム会社はたくさんあるなかで、なぜニチブツを?

その頃、ゲーム業界の事など“まるで”、知らなかったからです(笑)。
<爆弾暴露しないように願います(笑)。


“吉田健志”はペンネームだった事件 [全般]

「吉田健志」がペンネーム、というか芸名だということは
いまでこそWikipediaにも載っているけど、意外に知られていない話。

実は吉田さんと友人関係にあった僕も、それを知ったのは
知りあって何年も経ってからのことでした。

ある日突然吉田さんから届いた、
「結婚することになりました」というおめでたい知らせ(招待状だったかも)。
しかしそこに書いてあったのは、吉田姓の知らない男性のお名前と、新婦さんのお名前。
ん?誰?吉田健志さんが結婚するんじゃないの?ご兄弟か?

「吉田さん、いったいどなたがご結婚されるんじゃらほい」
「あ、あれ私です。健志はペンネームなんです」
「えーーー!」

いやあ、あの時はたまげた。
手紙だって、何年も吉田健志名義でやりとりしてたんだから。
そんな大切な説明すっとばして、本名で結婚報告してきちゃうのが吉田さんなんだなあ。

いったい何がどうして、 「吉田健志」ってペンネームを使うようになったのですか。

高校2年の時でした。
東京の友人の友人が、「ケンジ、ケンジ」と呼ばれていたのです。

もっとも、1回しか会ったことないです。
家に友人2人で遊びに来て、即興でピアノ弾いて、
即興で作曲して、「ウエー、カッコいいー」と思ったのです。

そいつが、凄くカッコよく映ったのですねぇ。
それで、ケンジって「響き」にあこがれたワケです。

その響きに、何か、鋭さと知性が感じられて・・・。
<言ってしまえば、たあいもない話で恐縮ですが。

もっとも、現在は、その人、何してるか分からないです。

私の本名は、なんか、もっちゃりしてませんか?(笑)。

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「もっちゃり」って。笑
まあ、言いたいことはわからないこともないけど。。。

ミュージシャン時代、ニチブツ時代を含めて
ほとんどの音源は「吉田健志」名義でリリースされているのだけど、
ファミコン版「クレイジークライマー」のエンディングで流れるスタッフロールは
めずらしく本名でのクレジットとなっています。唯一かも?

後に吉田さんにお会いした時にいただいた名刺には、
「開発部 第三開発室 自重 吉田○○」としっかり本名が書いてありました。当たり前ですが。

……あ、自重じゃなくて次長でした。

(2014.9.18追記)「テラフォース」や「アルテリオス」の吉田昇さんとは別人です。吉田健志さんの本名とイニシャルが同じなのは全くの偶然です。


他社で気になるゲームミュージックは? [全般]

吉田さん、ほとんどゲームはしないので、あまり他社のゲームミュージックを耳にすることはなかったようです。

が、こんな質問を投げかけてみました。
2000年のメールより。

そんな中でも、「これは良くできてるな」というものはありましたか?

「ドルアーガの塔」ですね。
これには、”う~ん負けた!”と思いました。
あと、「スーパーマリオ」?ですか。
「源平討魔伝」だっけ?も好きです。

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ナムコの「源平討魔伝」とニチブツの「妖魔忍法帖」。これらの曲は、プログレ好きな作曲者が作った和もの、ってところで共通してますね。ぼくも「ドルアーガ」「スーパーマリオ」「源平」どれも大好きです。

ところで上記のメール引用部分は、あえてほぼ原文ままなのですが、「スーパーマリオ」に「?」が付いているのがじわじわ気になります。吉田さん、このタイトル名さえあやふやなくらいにゲーム音痴ってことでしょうか。笑


吉田健志、ゲームミュージックデビュー作は? [全般]

文章の編集は最低限にして、
まずはとにかく情報を出していくことを優先しています。
読んでくださってる方もその方がいいですよね、たぶん。

1999.12のメールより。

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会社では、PC-9801FAがメインで、未だに、手放せないです。
本当にいいマシンです。
PC-9821 V166 Win95版は、社内LAN用のサブ・マシンです(笑)。

ところで、『ゲーム・サウンド・ニチブツ』のライナーには、 「テラクレスタ」は「コップ01」に続いて2作目の作品だと 書いてありましたが、別の雑誌には3作目と書いてありました。 どちらがただしいのでしょうか。

たぶん、麻雀を数に、入れるか入れないかの違いでしょうね。

「テラ」が3作目だとすると、それ以前のタイトルは?

「クリスタルギャル」だと思います(※)。
<誰か“証拠ビデオ”撮ってないですかぁ?
<・・と平凡な、つまらない、ツッコミを平気でやっているよ、この人は。

ファミコンデビューは「セクロス」ですか?

そうだと思います。
いや、そうに違いない!(笑)


(以下、2012年のメール)

たぶん…………。
一番最初に担当したのは、麻雀だったと思います。
つまり、PSG玉手箱(※※)の操作を教わって、
実際に仕事をやったという意味で。

それと平行作業でほぼ同時に「コップ01」だったような……。
麻雀とアミューズは開発期間が全然違いますからね~。
だから発売年だけで考えると、アレかもしれません……。

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昔々こういった質問を積み重ねて、吉田健志さんの担当作品リストを作りました。

それを依頼を受けて友人のサイトに提供し、さらにそれが回りまわって、今日のゲームミュージック作曲者DBやWikipediaなどに転載されているとは嬉しいことです。全然知らないサイトで突然目にしたときはたまげましたが。

※2014年8月、シューティングゲームサイド誌のご依頼で作品リストを提供させていただくことになったのをきっかけに、吉田さんとともに担当麻雀タイトル第一弾を再検証したところ、「クリスタルギャル」ではないことが判明しました。その答えは……ネタバレになってしまいますので、『シューティングゲームサイド Vol.10』発売までお待ちください。笑

※※“PSG玉手箱”とは、ニチブツオリジナルの初期PSGサウンド制作システムのこと。後々この話は出てきますので、その時にまた書きますね。……と初出時は書いていたのですが、こちらも『シューティングゲームサイド Vol.10』にて触れましたので、まずはそちらをご覧いただければ幸いです。


ニチブツサウンドの音色はどれも同じ、とか言われるけど [全般]

1999.12のメールより。

今でも、YM3526/3812で新しい音色の制作をしておられるのですか? 過去の音色ライブラリから選んで使っているのだとばかり 思っていました。

いえいえ、なんのその。
たとえ麻雀でも、時々、音色は作っています。
少しずつ音色は、変化させています。
もっとも、目立った変化はないですが……。

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そう、ニチブツのFMサウンドって「どれも音色同じ」って言われがちですが、実は音色のバリエーション豊かなんですよ。ぼくも全部が全部聴き分けられるわけではないですけど。

吉田健志さん、船場洋志さん、小川博司さんという三名がサウンド担当として在籍していた1980年代後半から90年代半ばまでは、それぞれ一聴してどなたの曲か分かるくらい、個性的な音色や音楽性が日本物産の作品群を彩った、ファン目線ではなかなかに楽しい時期でした。

船場さんはデザイナーとして入社され、「キッドのホレホレ大作戦」で初めてサウンドに関わられた後(※)、正式にサウンド部署へ異動。業務用麻雀の「ぱにっくスタジアム」「沈黙の編隊」、PCE「ファイティングラン」、PS「ハイパークレイジークライマー」など、麻雀系やコンシューマーを主に担当。

小川さんは「クラブ90's」「トリプルウォーズ(初代)」などの麻雀系のほかは、PCエンジンの「F1サーカス」シリーズが有名かと思います。あとニチブツ最後の業務用シューティング「戦え!ビッグファイター」も担当されました。

※まだデザイン部署に在席されていた船場さんの依頼で、氏の鼻歌を吉田さんが聞き取ってアレンジ&データ化。それが「キッドのホレホレ大作戦」のネームエントリー曲となったとのこと。

ニチブツミュージック、CDと基板でのバージョン違いについて [全般]

ニチブツサウンドは何枚かの音源(CD、レコード、カセットテープ)が発売されていたが、それらで聴ける曲は、基板から奏でられる音とはどこか違うものが少なくない。

ファンの多い「テラクレスタ」のFM音源バージョンでさえ、基板そのままのバージョンは現時点でまだ一度も収録されていない(2014年9月現在)。Beep付録のソノシートも、『ゲーム・サウンド・ニチブツ』も、『テラクレスタ オリジナルサウンドトラック』も、その他のオムニバスも。

中には『ゲーム・サウンド・ニチブツ』収録の「UFOロボ ダンガー」のように、基板とは全く異なる曲が収録されていることさえあったりする。ななななんでだろー。

1999.12のメールから。

「ダンガー」のネームエントリーミュージックが、 アーケード版とCD版とで全く曲が異なるのはなぜですか?

え???

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ううううう、思い出さないです(笑)。

そうだったんですかぁ・・・。
それは、間違いかもしれませんねぇ。<コラコラ、開き直るな!

吉田さん絡みの作品は、ヴァージョン違い、結構多いですもんね。 アーケード版とCD版で、ちょこっとアレンジ違ってたり。

これも、些細な楽しみなんです(笑)。<確信犯ですな。
ニヒヒヒと密かに笑ってやっております。<お前は、ジメジメオタクか!
よ~だ~れ~がぁ~・・・・。<汚ねぇなぁ

これでは、あまりにも不真面目で、答えになってないので、補足します。

まあ、上記も多少ありますがぁ、<多々の間違いではないの?
本音は、ちょっとでも、
良いものに仕上げたいっていうのがありましてねぇ。
<エエカッコ、言ってるよ、この人は、まったく(嘲笑)。

モーツァルトみたいに、「もう何処も手を入れるところがないよ!」、
ぐらいの才能があればいいのですが……。

「なんだ!それじゃぁ、君は未完成の作品を、売っているのか?!」
と言われると、ちとつらいところなんですが……。

後になってからも、気にいらない所があると、すぐ換えたくなります。
たとえ1音でも換えてより完璧なモノにしたいってのがありますね。
これも、“異常潔癖症 オタク的性格”のなせる技でしょうか。

答えがないので、始末に悪いです。まったくの話。
逆に音楽的な“エラー”でも出てくれれば、っていうのはありますね。

“音楽理論的バグ”は、気付かない事も多いです。
それも、実力のウチなんでしょうけど。

でも、理論って、後からこじつけたモノっていう“不謹慎な考え”も、
あったりして……。

私は、聴いてみて、心地よければ、たとえ理論が間違っていようが、
OKとします。<まさに開き直りの極致!(苦笑)
理論よりも、感性を大事にしたいですね。
とっても、“負けおしみ論”かもしれませんが……。

ビートルズの海賊盤を聴くと、ポール・マッカートニーのプレイは、
同じ曲でも、弾く毎に違っています。
試行錯誤しているのが、手に取るように解りました。
ああ、私も少しは、似ているところあるのかなぁ……と思いました。

よっぽどの天才でない限り、誰でも、
試行錯誤のくり返しのような気もしますが……。
以上、とても固い、つまらない、“岩石さざれ石的話”でした。

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つまり、「ダンガー」は、吉田さんの勘違いによる収録ミスということですね。笑

いずれ、「ダンガー」の本来のネーム入れ曲とか、ボツ版のメインBGMとか、
「テラクレスタ」のバージョン違い比較とか、ここで聴かせられるようにできるといいのですが。


気に入っている曲、そうでない曲 [全般]

1999.11.26のメールより。

今までの作品の中で、ご自身で気に入っているタイトルを 何点でもよいので教えて下さい。

テラクレスタのメインBGM。
マイティガイ。
ギャリバン。
ダンガー。
妖魔忍法帖。<なぜか、特に気に入っています。
アマテラス。
レジオン。
子連れ狼。
アームドF。
ブービー・キッズ。
クレイジー・クライマー2。

麻雀ウォーズは、Kさんと、頑張った記憶がありますね。
バニラ(シンドローム)も一生懸命でした。
クロス・ロマンスは、一人でやるのはハードでしたね。

なんだ、なんだ、ほとんどじゃあないですか(笑)。

逆に、これはダメだった、というものはありますか?  もしよろしければ、その理由なども。

ダメだったっていうのは、全部にあてはまります。
もっと時間を掛けたかった、っていうのばっかりです。

いつも、「えっ?もう出すの?」って感じでしたね。
いつも、締め切りギリギリまで、データをいじっていました。

ライ・サンダーってダメですね。
何か、チグハグで・・。

脱衣麻雀作品は、アミューズやコンシューマのタイトルと比べると、 力の入れ方が変わってくるものなのでしょうか?

いえ、それは、ないつもりです。
でも、期間がメチャ少ないので、どうしても妥協してしまいます。

それに、入力ハード(SMC)が潰れかかっていますので、
やりにくい、めんどくさい、は有りますね。

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Kさんとは、MSX「花のももこ組!」、PCエンジン「ファイティングラン」などの企画を手がけたKOTOBUKI氏。企画の前はデザイナーとして「麻雀刺客」「花のももこ組!」などの脱衣麻雀のデザイン(絵)を担当されていました。

SMCとは、SONYのパソコン、SMC-777。FM音原曲の入力は、SMC-777を使ったニチブツ独自のシステムが使われていました。これについてはまたいずれ書きます。……と初出時は書いていましたが、これについては『シューティングゲームサイド Vol.10』にて触れました(詳しく、かつ分かりやすくまとめてくださったhally氏に感謝!)ので、そちらをご覧いただければ幸いです。


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