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シューティングゲームサイドVol.10 [このブログについて]

ご縁があり、このブログを雑誌『シューティングゲームサイドVol.10』、テラクレスタ特集にてご紹介いただけることとなりました。

吉田健志さんインタビューにおける記事監修、ゲストインタビュアー、資料提供、そして「テラクレスタ」をはじめとするニチブツ作品の企画者である藤原茂樹氏のインタビュー協力などでお手伝いさせていただいております。

ニチブツ、そして吉田健志さんの作品の魅力や功績を何らかの方法で伝えたい。そして単なる一ファンの青年だった僕に親切に対応してくださった、親しくしてくださった元ニチブツスタッフの方々に恩返ししたいと長いこと考えてきた中、このような熱心なファンを持つ雑誌に採り上げていただけること、本当に嬉しく思います。この機会に繋いで下さった方々との出会いに感謝します。

こんな恵まれた機会は二度とあるかわからないので(笑)、本ブログのためにとっておいた大ネタも惜しまず提供させていただきました。ぜひお手にとっていただければ幸いです。2014年9月26日発売です。
http://gameside.jp/blog/140905/

メールを遡れば、書き残しておきたいネタがまだまだ見つかります。元スタッフの方々とも、現在進行形でお話を伺うこともあります。まとまった時間をとることが難しいこともあり、気持ちが別の趣味の方向へ傾くこともあり、頻繁な寄り道や休憩を挟みつつの気まぐれ更新ですが、よろしければ今後ともお付き合いください。

p.s.
本ブログの「note」への移行を考え、文章を加筆修正したりしつつ徐々に移してはみていたのですが、noteが思ったより使いづらかったり、何よりGoogleなどでの検索にほとんどひっかからない。これじゃあ読んでいただける機会もなかなかないよなあというわけでまたSo-netブログに戻りつつあります。ふらふらとごめんなさい。

note版はこちら
https://note.mu/syntaxerrors


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救援金 [全般]

資料部屋の引き出しを整理していたら、
こんなものが出てきた。

写真 2012-10-21 22 52 05.jpg

吉田さんから届いた救援金という名のお祝い金。
消印を見るに、一人暮らしを始めたころだっただろうか。
勿体なくていまだに手を付けられず、大切にとっておいてあります。


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ニチブツ麻雀基板の音声サンプリングについて [麻雀]

2000年のメールにて。

アーケード版のバニラシンドロームの音源はYM3812なのに、 ドラムがサンプリングじゃないんですね。

え?!そうなんですか・・・。
なぜなんでしょうね?

アッ!音声の生録の容量が多い場合、サンプリングの、
ドラム音は、カットになる場合が有りましたが・・。それかなぁ・・。

容量は音声データの個数ではなくて、1個の長さが問題になります。
0.9秒イッパイまで使うと、それだけ容量がごっそり減ります。
あと、効果音でもサンプリング使ってる可能性もあります。

ウチのフォーマットは、周波数7.9Kで
1個につき、最大0.9秒までの取り込みです。

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ちなみにこの時期になりますと、
この会社もぼちぼちヤバいかも。。。とか、
DVD麻雀の新基板(オールPCM音源になるはずだった)の開発が難航しているとか、
あまり景気の良くない会話が増えてきていました。

新基板の開発は外注と伺った記憶が。


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PC98で脱衣麻雀の音声を再生できるようになった時の話 [麻雀]

2000年。

PC98使いである吉田さんが興味を持っていたこともあり、
『サウンドツール大全集 PC-98でここまでできるっ!』(インプレス刊)
という本をプレゼントしました。

アーケード用麻雀ゲームの音声を、
FM音源サウンド開発ツールのSMC-777(相当古く、ヘタってきていた)ではなく、
PC98で再生できたらなぁ……という思いがあったようなのです。

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(本に載っていた)PCM.EXEを実験しました。
なんと、うまく行きました!!

麻雀の音声、キレイに98で再生されます。

うひゃー!ありがたや!!
これで、仕事に活用出来ます。

ほんとありがとうございました!
助かりましたぁ!!

90万円請求はないですよね?!
(上記注:多分ジョークで、お代は90万円になりますとかやっていたのでしょう。笑)

今まで、SMC上でしか聴けなかったPCMデータを、
98上で聴けるので、たいへん便利になりました。

ワイルド・カードが使えるのも1度に聴けるので嬉しいです。
現在は、SMCで取り込んで、98でまとめて、ファイル化して、
ROMライターでROMを焼いています。

過去のデータで使えそうなのも、これで、
イチイチ、SMCに行かなくても98で聴けます。

波形の音量調整、表示等のツールは作りましたので、
98上で簡単な編集等も出来ますし、その上、
聴けるようになったメリットは、計り知れないですね。

後は、3812のエミュレータ?シミュレーター?
(まあ、どっちでもいいか・・)<よく知らないんですな。
があれば、SMCから、手を切れますが(笑)。

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SMC-777を使ったニチブツオリジナルのサウンド開発ツールについては、後日ご紹介する機会があると思います。これは、かなりすごいツールですよ。まさかこんな仕組みになっていたとは!という。
……と初出時は書いていたのですが、『シューティングゲームサイド Vol.10』にて詳しく触れましたので、まずはそちらをご覧いただければ幸いです。


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コンシューマー音源についていろいろ [コンシューマー(家庭用)]

今回は、2000年当時のメールです。

ファミコン音源についてもほとんど情報持っていなかったので、
あれこれ質問してしまっています。
出てくる方々のお名前は今のところイニシャルです。

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はいはい、1質問、料金71万です(友達価格(笑))。<ウソウソ。
#弁護士なみですなぁ~(笑)。

ファミコンのDPCM(サンプリング音源)。 ファミリーマージャンやクレイジークライマーでも、声を出してるあの音源です。 どういう原理になっているのですか?

さあ、知らないのです。
ソフトのTSUさんがツールを作ったので、詳しい原理は分からないです。
だから、今、知りたくなったのですが・・・。

容量をたくさん食うものなのですか?

ウチの場合は、圧縮してなかったので、
容量食いました。

PCエンジンでも、内蔵の波形メモリ音源を使って、 声やドラムの音を再現しているソフトがありました。

PCエンジンの方は、TEZさんという方がツールを作ってました。
昔は、サウンド・ドライバー作ってくれる人がいたんですがねぇ・・・。

吉田さんの曲で言うと、ファミコンのドラムの音と、PCエンジンのドラムの音ではかなり違いがありましたが(前者は「パン!」「パシ!」、後者は「ポス!」という感じでした)、あれは音源の特質なのでしょうか。それとも、ああいう音を作りたくなったからなのでしょうか?

PCエンジンの方は、忘れました(笑)<もはや、得意技ですな。
ファミコンの方は、ノイズの周波数を、スネアに一番近い周波数に調整した覚えが有ります。

PCエンジンの方は・・・・
・・・・・・。
本気で、忘れました。<コラコラ!

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この頃になるとインタビューというよりは友人同士での会話になってるので、こんな感じの、答えも出ないままのゆるーいやりとり、今後も多いはずです。だって忘れてしまったものは仕方ないですからね。笑

正確な資料にはならなくても興味深かったり、吉田さんの人柄が垣間見えたり。
そんなのもいいなあと思います。


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吉田健志、ミュージシャン時代からニチブツ入社まで [全般]

メールより抜粋。
さらりとすごいお話が。

昔、東京でプロとしてバンドを組まれていた頃のお話を聞かせてください。 麻布十番に住んでいらしたとか。

東京で、ヤングジャパンという事務所に所属していました。
「貝がら」というグループでです。

その頃の所属グループに、アリス、バンバン等が有りました。
アリスは、谷村新司、堀内孝雄が作ったグループです。
時々、コンサートでベースを頼まれて弾いたりしました。

それから「バンバン」に引き抜かれて、
半年ほどグループでベースを弾いていました。

メンバーはばんばひろふみ、高山厳、今井ちゃん、私。
後に、バンバンと今井ちゃん2人組みで、
「『いちご白書』をもう一度」で、売れましたね。

その時に、コンサートでアンプ借りたのが、
チューリップや、キャロルの矢沢さん等がおります。

事務所は、麻布に有り、そこに寝泊まりしていました。
よく、麻布十番に食事に行って、パチンコして、
隣を見たら、元タイガースのトッポが打ってたり・・(笑)。

半年ほどしてから、バンバンを辞めました。

それから、「ジュピター」ってバンドを結成して、
デモ・テープまで作ったんですが、解散しました。

それから、大阪の、楽譜工房というスタジオで、
コマーシャル等の音楽を制作してました。
「餃子の王将」ってCMそちらで流れてないですか?
私の曲ですが、大阪では、いまだに流れています。(注:2000年当時)



それから、キャバレー・バンドも転々としましたね。
もっとも、酒も女も薬もまるで、やらなかったですね。
それが、かえってめずらしがられましたが・・。
(ヘンなヤツだったかも?(笑))

あ、「大森一樹」監督御存じですか?
彼とも、やった事有りますねぇ。

友人の紹介で、
有名になる前のデビュー作「暗くなるまで待てない!」のサントラを
担当しましたよ。(雑誌ぴあからレコード出ました <既に廃盤)。

340047777.jpg

彼は単身、それを持って、東京に行って、
各処で自主上映をやったり、いろんな所に売り込みに駆けずり回って、
徐々に有名になっていったみたいです。<(今では、有名ですねぇ・・)

ジュピターで演奏していたのは、どんな音だったんですか?

今から思うと、アルフィー風でしたね。
チョット、プログレ風も入っていましたが・・。

そこから、どういう流れでニチブツに入社することになったのですか?

“楽譜工房”で、しばらくCM等を作り続けていましたが(フリーの作曲家扱いでした)、
フリーは収入が不安定で、安定収入のサラリーマンに憧れまして、
就職情報誌を見てたら、日本物産が“近所”だし、面白そうだったので、
即、面接申し込みました。

そもそも、ゲーセン等まるで行った事はなく、
面接の前日にあわてて、見に行きました(笑)。

その時、「マグマックス」が有りまして、
やれそうだと思いまして、面接に行った次第で・・(笑)。

大阪にも他にゲーム会社はたくさんあるなかで、なぜニチブツを?

その頃、ゲーム業界の事など“まるで”、知らなかったからです(笑)。
<爆弾暴露しないように願います(笑)。


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“吉田健志”はペンネームだった事件 [全般]

「吉田健志」がペンネーム、というか芸名だということは
いまでこそWikipediaにも載っているけど、意外に知られていない話。

実は吉田さんと友人関係にあった僕も、それを知ったのは
知りあって何年も経ってからのことでした。

ある日突然吉田さんから届いた、
「結婚することになりました」というおめでたい知らせ(招待状だったかも)。
しかしそこに書いてあったのは、吉田姓の知らない男性のお名前と、新婦さんのお名前。
ん?誰?吉田健志さんが結婚するんじゃないの?ご兄弟か?

「吉田さん、いったいどなたがご結婚されるんじゃらほい」
「あ、あれ私です。健志はペンネームなんです」
「えーーー!」

いやあ、あの時はたまげた。
手紙だって、何年も吉田健志名義でやりとりしてたんだから。
そんな大切な説明すっとばして、本名で結婚報告してきちゃうのが吉田さんなんだなあ。

いったい何がどうして、 「吉田健志」ってペンネームを使うようになったのですか。

高校2年の時でした。
東京の友人の友人が、「ケンジ、ケンジ」と呼ばれていたのです。

もっとも、1回しか会ったことないです。
家に友人2人で遊びに来て、即興でピアノ弾いて、
即興で作曲して、「ウエー、カッコいいー」と思ったのです。

そいつが、凄くカッコよく映ったのですねぇ。
それで、ケンジって「響き」にあこがれたワケです。

その響きに、何か、鋭さと知性が感じられて・・・。
<言ってしまえば、たあいもない話で恐縮ですが。

もっとも、現在は、その人、何してるか分からないです。

私の本名は、なんか、もっちゃりしてませんか?(笑)。

-----

「もっちゃり」って。笑
まあ、言いたいことはわからないこともないけど。。。

ミュージシャン時代、ニチブツ時代を含めて
ほとんどの音源は「吉田健志」名義でリリースされているのだけど、
ファミコン版「クレイジークライマー」のエンディングで流れるスタッフロールは
めずらしく本名でのクレジットとなっています。唯一かも?

後に吉田さんにお会いした時にいただいた名刺には、
「開発部 第三開発室 自重 吉田○○」としっかり本名が書いてありました。当たり前ですが。

……あ、自重じゃなくて次長でした。

(2014.9.18追記)「テラフォース」や「アルテリオス」の吉田昇さんとは別人です。吉田健志さんの本名とイニシャルが同じなのは全くの偶然です。


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「クレイジークライマー」の音声に隠された秘密 [アミューズ(業務用)]

CD『ゲームサウンドニチブツ』のライナーに、 「クレイジークライマー」のしらけ鳥の声を サンプリングして音を下げると面白いことが分かる、 と掲載されていました。

「ガンバレ!」を倍速上げて再生しているんです。
で、「ギャー」という鳴き声になっているんです。
東京の開発がやったようですね。

「クレイジークライマー2」の「ガンバレ!」という声。 あの、何人からもの声援に聞こえるような「ガンバレ!」が好きなのですが、 どうやって作られたのでしょうか?

デザインのWさんに声を頼み録音しました。
そして、テープを早回し再生し、
YAMAHA SPX-90で、コーラスか、デチューンをかけました。

ちなみに初代クレイジークライマーの方はわかりません。

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ちなみに初代クレイジークライマーはニチブツ大阪本社の開発ではなく、
東京の開発拠点だった株式会社ニチブツレジャーシステムが企画し、
今や「乗換案内」で有名なジョルダン株式会社と共同で開発したそうです。


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ゲーム業界史上初のオーケストラヒットは「ギャリバン」か? [アミューズ(業務用)]

2003年3月のメールより。

「コスモポリスギャリバン」のコイン音って オーケストラヒットですよね。 あれって、ゲーム業界史上初のオーケストラヒットだったのでは。

たぶん、そうだと思います。

オーケストラヒットを使おうと思ったのはなぜでしょうか。

フトしたアイデアだったと思いますが・・・。

オーケストラヒットのサンプリングは、 音声チップを使ってるのでしょうか。

えーと、爆発音等のサンプリングと同じです。
音声と言うか・・なんというか・・(笑)。

サンプリングといえば、脱衣麻雀の音声もですね。 Hぃやつ。

「リーチ・ロン・ツモ」ですね。
“Hぃやつ”は過去にやりましたが、
現在は、健全(笑)な方へ向かっています。

健全って。笑

その頃に比べれば、です(``);;;;

「ロン!」にしてもHぃのにしても、 どこから声は拾ってくるのでしょうか? 一作一作、女優さんがレコーディングしてるわけでもないですよね?

いえ、そうなんです。
ビデオ撮りの時、一緒に録音してしまいます。
もっとも、私はVHSテープを受け取るだけですが(笑)。

-----

その後、ゲームミュージック界に、オーケストラヒットの一大ブームがやってきました。どこもかしこも、どうだと言わんばかりのオケヒット。

その手法を有名にしたのは、なんといっても「ダライアス(タイトー/1986年)」じゃないかと。続いて「A-JAX(コナミ/1987年)」とか。でも、そんなオーケストラヒットを最初にビデオゲームで採用したのは、「ギャリバン(1985年)」じゃないかと今でも思っているのですがどうなんでしょう。もっと早い時期にあったよー、という情報お持ちの方、ぜひ教えて下さい。

ちなみに「ギャリバン」で使われたオーケストラヒットは、「対戦早押しクイズ ハイホー(1987年)」でもゲーム中の効果音として流用されています。

そんなニチブツがBGMにサンプリングを使えるようになるには、ギャリバンから二年、「子連れ狼(1987年)」を待たねばなりませんでした。ここではサンプリングドラムや拍子木、ティンパニなど、様々な打楽器が積極的に使われています。「アームドF(1988年)」では、BGMにオーケストラヒットが採用されています。


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他社で気になるゲームミュージックは? [全般]

吉田さん、ほとんどゲームはしないので、あまり他社のゲームミュージックを耳にすることはなかったようです。

が、こんな質問を投げかけてみました。
2000年のメールより。

そんな中でも、「これは良くできてるな」というものはありましたか?

「ドルアーガの塔」ですね。
これには、”う~ん負けた!”と思いました。
あと、「スーパーマリオ」?ですか。
「源平討魔伝」だっけ?も好きです。

-----

ナムコの「源平討魔伝」とニチブツの「妖魔忍法帖」。これらの曲は、プログレ好きな作曲者が作った和もの、ってところで共通してますね。ぼくも「ドルアーガ」「スーパーマリオ」「源平」どれも大好きです。

ところで上記のメール引用部分は、あえてほぼ原文ままなのですが、「スーパーマリオ」に「?」が付いているのがじわじわ気になります。吉田さん、このタイトル名さえあやふやなくらいにゲーム音痴ってことでしょうか。笑


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